忘れる必要なんてない

あなたは恋に悩んだことがあるでしょうか?

Aさん:「若い頃は色々と悩みましたよ」

Bさん:「ちょうど今悩んでいる最中です」

Cさん:「そもそも恋愛なんて、したことない」

様々な声が聞こえてきそうです。

恋愛に対する価値観は人によってバラバラ。悩みは人に相談しづらいことも多いかもしれません。一人で解決しようにも何を参考にすればよいのか分からない。

そんな時私は、音楽にヒントを求めます。

世の中には、恋愛をテーマにした曲が数多く存在します。シチュエーションは片思い、両思い、出会い、別れ、男性目線、女性目線など多岐にわたります。

たくさんの恋愛ソングの中から、今回は「別れ」をテーマにしたaikoさんの『あたしの向こう』を紹介します。

aikoさんは私にとって恋愛の先輩であり、楽曲を通じて色々なことを教わりました。aikoさんの楽曲は、恋での女性の心情を繊細に表しているものが多く、自分の中にはない感情が伝わってきます。

『あたしの向こう』では恋人に別れを告げられる女性の心模様が描かれています。

ドラマみたいに遡って本当のこと 話せたらいいけど そんなの無理だよね

『あたしの向こう』, AIKO, 2016

できるなら時間を巻き戻して、やり直したい。今までを振り返って後悔してしまう気持ちが表れています。

そして、私の一番好きな歌詞が以下のラストフレーズです。

これからの朝 これからの夜 たまには思い出してもいい? あなたの心に変わった形のままでもいいから いられたなら

『あたしの向こう』, AIKO, 2016

別れた相手のことは早く忘れて、次の恋へ進んだ方が楽かもしれない。でも、そんな簡単に気持ちを切り替えられない。本気で好きだったなら、なおさらです。

そこで、“あたし”は“あなた”を無理に忘れようとせず、「一緒に過ごした思い出を心の片隅にそっと置いておくぐらいは許してほしい」と尋ねます。そして、“あなた”の心にも“あたし”を置いて欲しいと願う。その健気さ、いじらしさに胸をつかれます。

私は気持ちの切り替えが苦手です。終わった恋も引きずってしまいがちで、そんな自分が嫌になることもありました。それでも、“あたし”のように思い出を心に置きながらも「向こう」へ進んでいければいいのかなと、この曲は気づかせてくれました。

『あたしの向こう』はYouTubeで公式MVとLive映像が公開されていますので、ぜひご覧になって見て下さい!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、また今度。

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