私は人生の中で音楽に助けられたことが何度もあります。その中の一つを紹介します。
学生時代の私は就活で苦しんでいました。第一希望の会社に落ち、その後受けた会社も立て続けに不採用。自分の周りは、どんどん決まっていく中、一人孤独に悩んでいました。
「内定が決まらない理由が分からない」
「自分のどこが悪いのだろう?」
社会に貢献したい気持ちは強くあるのに、それが上手く伝わらない感覚に襲われる日々を過ごしていました。
そんな時、ふとテレビから聴こえきたのが、KANさんの「愛は勝つ」でした。
「心配ないからね 君の想いが 誰かにとどく明日がきっとある」
「愛は勝つ」, KAN, 1990
軽やかなピアノのイントロに続く、そのフレーズに優しく勇気づけられました。このまま諦めてはいけないと思い、就活を続けました。結果として、無事に社会人になることができました。
社会人となって10年以上経った今でも「愛は勝つ」を聴くと、苦しかった当時を思い出します。でも、不思議と嫌な気持ちにはないです。むしろ、良い経験だったと感じています。
あの時聴いていた「愛は勝つ」が今、私の心を支える柱の一つに確実になっています。
他にも心の柱となっている音楽は色々ありますが、それはまた別の記事で紹介したいと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また今度。